Falsada× Flying Chicken

Guide

もっと知るハンググライダー

ハンググライダーについて興味津々なあなたへ!機体の種類や準備・片づけ、専門用語まで少し詳しく紹介します。

01

機体の種類について

ハンググライダーの機体は、大きく分けて「シングル」「ダブル」「角(つの)なし」の3種類に分けられます。

練習・初級機

シングル

翼の上面だけに布がある、シンプルな構造の機体です。機体上部にはキングポストと呼ばれる支柱が立ち、そこからワイヤーで翼を支える仕組みになっています。他の機体と比べて空気抵抗が最も大きく、簡単に浮くことができます。そのため、グラハンや斜面講習などの練習に使われるほか、初飛びからしばらくの間の使用機体としても用いられます。

中・上級機

ダブル

翼の上面・下面の両方に布が張られているため、シングル機より空気抵抗が少なくなっています。そのため、テイクオフはシングル機より難しくなります。シングルと同じく角つきの構造ですが、滑空性能はシングル機より高く、ある程度上達すると乗り換えることができます。

上級・競技向け機

角(つの)なし / トップレス

ダブル機のうち、キングポスト(角)と上部ワイヤーを持たない機体です。空気抵抗がとても少なく高性能ですが、その分操作が難しく、かなり上達しないと乗ることができません。

代表的なメーカーと機体

世界にはいくつかのハンググライダーメーカーがあり、それぞれがシングル機からトップレス機まで幅広くラインナップしています。

メーカー(国)シングル機ダブル機角なし(トップレス)
Wills WingFalcon、AlphaSport、U2 / U2CT2 / T2C、T3
MoyesMalibuGecko、LitesportLitespeed RX
AerosウクライナFoxDiscus、Combat CCombat GT
Icaro 2000Piuma、RXOrbiter、MastRLaminar
BIGBIRDBUDDY、STEP--
02

飛ぶ前~飛んだ後

飛ぶ前には機体を組み立て、飛んだ後にはまた分解して収納します。

①機体を組み立てる

①機体を組み立てる

棒状の機体を左右に広げたり、「バテン」と呼ばれる翼の形を保つための細長い棒状のパーツを差し込んだりします。機体を組み立てるのに10~20分かかります。

②プレフライトチェック

②プレフライトチェック

機体を組み終わった後には必ず「プレフライトチェック」を行います。ネジの緩み、ワイヤーのほつれ、セイルの破れなどがないか、機体の端から端まで目視と触診で入念に確認する、安全のための最も大切な工程です。

③ハングチェック

③ハングチェック

飛ぶ前には必ず「ハングチェック」を行います。きちんとハーネスを着ているか、ハーネスと機体が問題なく接続されているか、無線が問題なく聞こえるかを入念に確認します。

④飛び

④飛び

一度空に飛び出たらあなたの自由。

⑤片づけ

⑤片づけ

準備の逆の手順を行います。時間に余裕があればリフライト(もう一本飛ぶ)を行います。

03

ハンググライダーの用語解説

サークル内やこのサイトでよく出てくる言葉をまとめました。気になる言葉があれば見てみてください。

グラハン
「グラウンドハンドリング」の略。機体を持って地上を走り、機体のバランス感覚や重さに慣れる練習のこと。飛行の基礎となる、最初に取り組む練習。
テイクオフ
離陸すること、または離陸する場所(山の中腹や山頂にある離陸場)のこと。
ランディング
着陸すること、または着陸する場所のこと。休耕田など広い場所が使われる。
バテン
翼の形状(キャンバー)を保つために、セイルのポケットへ差し込む細長い棒状のパーツ。
キングポスト
機体上部に立つ支柱。ここからワイヤーが翼端へ張られ、翼を支える。
トップレス(角なし)
キングポストと上部ワイヤーを持たない高性能機。空気抵抗が少ない分、価格が高く扱いにも慣れが必要。
ベースバー(コントロールバー)
パイロットが両手で握り、体重移動によって機体を操作するための三角形の一番下のバー。
ハーネス
パイロットが身につけ、機体へぶら下がるための装備。寝そべるような姿勢で収まるタイプが主流。
ハングチェック
離陸直前に、ハーネスをきちんと着ているか、機体と正しく接続されているかを確認する、命に関わる重要な確認動作。
サーマル
地面が太陽で暖められることによって発生する上昇気流。これを捉えることで高度を上げる。
リッジソアリング(リッジ)
山の斜面に風がぶつかることで生まれる上昇気流を利用して飛ぶこと・その上昇気流帯のこと。
ソアリング
上昇気流を捉え、高度を維持・上昇させながら飛び続けること。
滑空比(グライドレシオ)
高度を1下げる間に水平方向へ進める距離の比率。機体の性能を表す指標の一つ。